NHK朝ドラ「スカーレット」第9話(2019年10月9日放送)のネタバレと考察、感想をお伝えします。
前話の振り返り
常治は借金を肩代わりしてくれた草野に感謝して、残り20円を返そうと必死だったが、喜美子が貰っておけばいいと常治と口論となった。
男の意地があると言う常治、女にはない意地が男にはあると喜美子に言ったが、喜美子は意地というものがどんなものか理解できずに悩んでいた。
次の日喜美子は常治と向き合い、以前に紙芝居に行った時に、お金がなく妹のために新しいお菓子がもらえなかった。紙芝居はただで見れたけど、喜美子には意地があり紙芝居を見ることなく帰ってきた。この時の気持ちが常治と同じで、喜美子は女にも意地と誇りがあると大きな声で叫んだ。この様子を草野が聞いていた。
草間は、柔道を子供たちに教えるために道場を開くことになり、喜美子や照子の姿もあった。
スカーレット第9話ネタバレと考察&感想
スカーレット第9話のネタバレ
冬休みに入り、喜美子達は草間から柔道を学んでいる。柔道からの帰り道、照子の夢は婦人警官であることを聞き、喜美子は信作の家で婦人警官について調べる。岡野夫婦は喜美子に手袋を拾わせようと道に置いておくが、人さらいの注意喚起に来た警察官に拾われてしまう。自宅で喜美子は直子に絵を描いてやり、絵描きになるよう薦められるが、夢より今の生活に精一杯だ。その夜、柔道を習っている子供達の父親が草間にお礼をするため集まり、草間の希望で喜美子の家に置くラジオを受取るよう、常治を説得する。翌朝、草間はもうすぐ妻を探しに東京に行くことを喜美子に伝える。すぐに探しに行くように言う喜美子の反応に、泣きそうになる草間。ほとんどの大人が諦めろと言うが、喜美子は違う。草間の夢は妻と再会することなのだ。そんな中、照子が行方不明になってしまう。
「スカーレット」第9話 詳細ネタバレ
喜美子は道場で草間に柔道を習っていた。稽古が終わり喜美子と信作と照子は一緒に帰る。帰り道で照子は夢ができたと二人に話す。婦人警官になりたいと小声で言われ、信作の家で喜美子は新聞を漁り婦人警官のことを調べる。喜美子は婦人警官のことが書かれた新聞を借りて家に帰る。家で母親に婦人警官のことを色々と聞いて教えてもらうと母親は喜美子が婦人警官になりたいものと勘違いして話すが喜美子はそれを否定する。部屋で喜美子は絵を描いていると妹が絵描きさんになったらええのにと言うが喜美子は夢がないと呟く。村のみんなは草間が柔道道場の稽古代を受け取ってくれないことを考え、物を渡すことを考える。そしてラジオを渡し喜美子の家に置くと言う。翌日、草間は東京に戻ると喜美子に話し奥さんを探していると言うと喜美子は草間が結婚していたことに驚く。そして、草間は奥さんの写真を見せると喜美子に、まあまあやなと言われてしまう。あくる日、柔道道場に照子の母親がやってきて、血相変えて照子がいなくなったと言うのだった。
スカーレット第9話の考察&感想
常治が子供達のために買ったが手放した手袋を、岡野夫婦が喜美子に拾わせようとする場面は面白かった。もっと確実に渡せる方法を考えてあげてと思ってしまった。案の定、警察官に拾われていて笑ってしまった。また、柔道のお礼をしたいという父親達と話し、喜美子の家にラジオ置くように仕向けた草間は流石だと思った。周囲の優しさが際立つ素敵な回だった。また、照子が婦人警官になりたいということには驚いた。喜美子は日々の生活でいっぱいいっぱいでまだ夢は無いようだが、早く夢を見つけられるといいなと思った。草間の妻についても語られ、喜美子とのやりとりに感動した。喜美子は素敵な子だ。草間も素敵でかっこよく、東京に行ってしまうのが寂しい。最後に行方不明になった照子が心配だ。
スカーレット第9話(ネタバレ含む)感想 1

スカーレット第9話(ネタバレ含む)感想 2

スカーレット第9話(ネタバレ含む)感想 3

それでも夢について少しは考えだしていたんでしょうね。
草間が奥さんを探しに東京に行くと聞き、それが草間さんの夢だねと背中を後押ししました。
草間は喜美子のことを一人の大事な友達のように接していますね。戦争で生き別れている困った人たちがたくさんいるんだから、早く探してあなきゃ奥さん怒ってるでと大人っぽいことを言い、草間を励ましています。
ラジオが家にあることより、草間が東京に行ってしまうほうが寂しいと。奥さんご健在でいてほしいです!
スカーレット第9話・放送前の期待の声
期待度…★★★★★(5)がMAX



子供なのに「夢を見ること」よりも目先の生活に目を向けてしまうところが、なんとも大人じみていて可哀想に感じました。
本来ならば「あれをしたい、これになりたい」という夢を見る年頃なのに、貧乏だからなのかそれとも両親が頼りないから自分は堅実に働いて稼がなければならないと考えているのか、夢を持つことさえしないことに、衝撃を受けました。